赤羽「刺激的な毎日を送ってやるよ」4

記憶99 ページ24

Aside


手を出し目を閉じる
急に唇に柔らかい物が当たる


目を開けると目の前にカルマの顔がある
手に冷たい何かが置かれた


長いキスが終わり自分の手を見る
カルマとお揃いのネックレスだった


『治ってる』


赤羽「Aが防衛省にいた時
治してもらったんだよ」


カルマが私の首にネックレスをつけてくれた
カルマが携帯を見る


メールかな


赤羽「烏間先生からメール。転校生の妹も
拘束したから安心しろだって」


『よかったー』


カルマに抱きつく
自然と涙が出てきた


『烏間先生のお礼何にしようかな』


赤羽「そんな事より今はあれを楽しもうよ」


カルマが空を指差す
花火が上がった


真っ暗な空にカラフルな
花が咲いていた


『今年の夏は花火をたくさん見たね』


赤羽「そうだね」


カルマと手を繋ぎながら花火を眺めていた
１学期と夏休みでたくさんの試練があった


記憶が無くなったり視力が無くなったり
殺し屋のプロと戦ったり


最初の目的の殺先生の暗殺が
まだ達成できていない


達成できる日が来るのかな


夏祭りが終わりカルマに
家まで送ってもらう


家についてから台所に行く
烏間先生へのお礼は手作りのケーキに決めた


小さいケーキをたくさん作って
殺先生やカルマにもあげようかな

記憶100→←記憶98

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す