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吸血33 ページ8
カルマside
ごめんね
君の大切なお母さんを殺して
罪悪感で押し殺されそう
バレたら…俺から離れるのかな
嫌だな
俺が吸血鬼だということ
Aの母親を殺したこと
秘密を貫き通さないと
Aを守れない
赤羽「こっちおいで」
ソファに座って腕を広げる
Aは怯えながらも俺のところに来てくれた
彼女を堪能するように抱き締める
髪の毛を上げているからいつもと違う雰囲気
Aの唯一敏感なところ
左耳を咥えて…遊ぶ
『赤…羽ｯ…さん』
腰をくねらせて俺をそそる
口から漏れる吐息が…熱い
揺れるリボンを取ってAに目隠しした
やっぱり暗闇が怖いみたいで俺にしがみつく
『外しても、いいですか？』
赤羽「ダーメ。俺がいるから大丈夫だよ」
ソファが軋む
首筋に牙を突き刺そうとした時
Aが着ている俺のズボンから
何かが落ちた
２つの鍵
見たことがないし俺の家ではない
赤羽「この鍵何？」
『それ…お母さんの家の鍵です。
自分が父親だと名乗る吸血鬼が持ってました』
Aの母親の家
行った事がなかった
ていうか父親だと名乗る吸血鬼？
Aは人間と吸血鬼の間に生まれた子ども
待て、ソイツが本当の事を
言っているとは限らない
判断するには情報が少なすぎる
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作者名：眺花
| 作成日時：2017年1月28日 19時
