赤羽「触れて溺れて吸血へ」2 (ページ21)

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吸血45 ページ21

カルマside

『寝ないんですか？』

赤羽「用事。先に寝てて」

『…』

寝室に仕事部屋の灯りが薄暗いけど届いている
これだと彼女も怖くないだろう

パソコンをフルに使って
Aの元彼氏の情報を集める

同時進行で明日の分の仕事も片付ける
そのせいかいつもより目の乾燥が早い

……血を飲んでないからかな
コーヒーで誤魔化す

いつもの２倍は疲れていた
いつもの２倍は吸血したかった

もう喉がカラカラなんだよ

気付けば夜が明けていて
朝日が見えてきた

集めた情報

借金額は数百万
借金取りはかなり焦っている

自宅まで来るって相当だな
返済日はかなり過ぎていると思うし

どうしようかな…

『おはようございます。
寝てないんですか？』

赤羽「おはよ、徹夜ぐらい慣れてるよ」

『顔色悪いですよ』

赤羽「平気。朝御飯用意するよ」

吸血をやめて２日目
気分が悪かった

思ってたよりキツいな
血が飲みたい

１階に行って朝食作り
目玉焼きとベーコンと焼きたてのパン

後、サラダ
俺は食べ始めるけどAは固まったまま

『……』

赤羽「食べたくなかったら捨ててもいいよ」

『……いただきます』

冷えた空間
居心地が悪い