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吸血7 ページ9
カルマside
部屋を真っ暗にしてベッドに押し倒す
上の服を脱がして下着だけにした
吸血鬼の本能が一気に覚醒
尖った歯を白い首筋に突き刺した
溢れ出る血液を吸う
熱い血の味が俺の口内を支配した
もっともっともっと…
もうどれぐらい吸っただろうか
かなり吸ったはずなのに欲が満たされない
だけど今夜はここまで
もう誰かを吸いすぎて殺したくないから
最高の吸血だったけど
俺を感じた時に出る彼女の甘い声が足りない
意地でも甘い声を出させてやりたい
彼女に服を着させてから腕の中に閉じ込める
割れ物を扱うように優しく
目を閉じれば疲労で簡単に眠りについた
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____________
_________
赤羽「何………」
彼女が俺の頬を引っ張ったせいで目が覚めた
新鮮な目覚め方
俺も同じことをやり返す
Aは俺に笑みを見せた
『恋人みたいですね』
赤羽「俺に惚れたとか？」
『絶対に有り得ませんよ、そんな事』
大人びたA
俺がかつて愛していた人に似ている
このまま顔を直視していると
思い出しそうで怖いから
Aの顔を俺の胸板に押し付けた
赤羽「今日…何する？」
『何言ってるんですか？
私と貴方の関係は終わりです。
ナンパが趣味の知り合いなんて気持ち悪いので』
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作者名：眺花
| 作成日時：2016年12月4日 11時
