【赤羽 業】反発メイド

主従2 ページ4

Aside



初めて男子の家に入り
初めてメイド服を着た



思っていたよりもフリフリで
スカートが短く落ち着かない



伸びないスカートを
必死に伸ばしていた



赤羽「何してんの。もしかしてバカ？」



『黙ってよ』



何で私がこんな事…
恥ずかしくて顔や体が熱くなる



赤羽「久しぶりだね。蒼山さん」



『また私を苛めるつもり？』



小学生の苦しい思い出
思い出しただけで気分が悪くなる



カルマが私の前に立ち私に手を伸ばす
怖くなりきゅっと目をつむった



『ｯ…』



赤羽「可愛い声も出せるんだ」



ふにふにと耳朶を触られる
体の熱さが倍増



カルマがクスクスと笑っててムカつく
私は限界に達して床に座り込んだ



赤羽「男性経験無し？」



『だから黙ってよ』



１つ１つの言葉にイラつきが増す
何でこんなに振り回されてるんだろ



カルマは私を苛めたいだけ
いつまでも手の上で踊らされたくない



『その…メイドっていつまで』



赤羽「一生だよ？」



『冗談言わないで』



床に押し倒された
背中がひんやり冷たい床と接触する



赤羽「どうすれば信じてくれるの？」



『信じたくない。カルマなんて大嫌いだし』



赤羽「反発メイドさんだね」

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