【赤羽 業】反発メイド

主従15 ページ17

Aside



『落としてすみませんでした』



あまり言いたくなかったので早口になった
瞑っていた目を恐る恐る開ける



カルマは止めるどころかボタンを１つ外した
２つ目に手をかけていたのでパニック状態



『ちゃんと謝ったでしょ？』



赤羽「心が込もってなかったから」



こんな酷い事をする奴に人の心がわかるのか
頭の中で答えが出ない疑問が生まれた



私が着ているメイド服はエプロンを脱げば
ただの黒色の短いワンピース



寝ている間はエプロンを脱いだので今はその状態
ボタン４つを外せば完全に上半身が見える



『待って……』



何も抵抗できずに２つ目が外される
カルマの表情は私を苛めていた時とそっくり



『アンタ何考えてんの…。こんな事して私の
体なんて見ても得するどころか目が腐るのに』



赤羽「目が…腐る？」



『小学生の時に言ってたじゃん。
こんな奴の体見たら目が腐るって』



自分で言って心が痛い
あの頃から人に肌を見せるのが嫌になった



もう誰にも言われたくないから
できるだけ露出が少ない服を買うようになったし



赤羽「俺そんな事言ったかな」



『どーせオモチャに何を言ったのかなんて
いちいち覚えてないんでしょ。



こっちがどれだけ傷付いたか知らないクセに』



目から涙が流れる
２度と見られたくない人の前で

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