主従530 ページ5
Aside
今日は可燃ごみの日
それにごみ収集車は既にごみを回収済み
打つ手が無かった
今日はクリスマスイブだったのに
赤羽「この際、ハッキリ言うけど
俺と別れてほしい。メイドもクビでいいから」
カルマは言ってたよね
私がいつも急だ、って…
カルマの方こそ急だよ
別れて、って何で？
『記憶、思い出してから後悔しませんか？』
赤羽「多分しないと思う」
『カルマ、指輪までくれました。
安物でもあげたかったって言ってまし、た』
声が震える
油断すると泣き出してしまうかもしれない
それでもカルマは私を抑えつける力を
緩めなくて、それが悲しくて
感情が溢れ出る
言葉と言葉を必死に繋いでいく
『私に魅力がないってわかってた。ずっと
悩んでたから。でも、私を選んでくれた
カルマに失礼だし悩むのはやめた』
赤羽「…」
『今日も速くカルマに会いたいから
貰った合鍵を使って中に入った。
不法侵入と疑われて抑えつけられる為に
来たんじゃない』
限界だ
胸の奥がずっと痛む
これ以上カルマに何か言われると
本当に私が壊れてしまいそう
彼女なら彼氏の記憶を取り戻す為に
奮闘するのが正解だろう
でも私はそんなに強くないから
赤羽「話したいことはそれだけ？俺はアンタを
さっさと追い出して寝たいんだけど」
ぐいぐいと引っ張られ玄関へ
ホント…何しに来たんだろ
手を解放されたと思ったら
私が履いてきたブーツを強制的に持たされて
家から押し出された
赤羽「さよなら。
２度と俺の睡眠を妨害しないで」
バタンと勢いよく閉められた玄関のドア
開くことはなかった
『…カルマのバカ』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 803人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「暗殺教室」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
眺花(プロフ) - 海月さん» 応援したくなりますよね。更新も頑張ります。 (2018年6月30日 22時) (
レス) id: ea1b4f8213 (このIDを非表示/違反報告)
海月 - うぅ、、、主にゃん頑張れ (2018年6月22日 20時) (レス) id: b343e3b943 (このIDを非表示/違反報告)
眺花(プロフ) - 夕雲さん» 非日常を味わっていただけたら嬉しいです。 (2018年6月22日 15時) (レス) id: ea1b4f8213 (このIDを非表示/違反報告)
眺花(プロフ) - らるふさん» 作者の理想を詰めている兄です。現実にいてほしいですね。 (2018年6月22日 15時) (レス) id: ea1b4f8213 (このIDを非表示/違反報告)
眺花(プロフ) - 羽由さん» お待たせしてしまい申し訳ないです。続きをお楽しみにしていて下さい。 (2018年6月22日 15時) (レス) id: ea1b4f8213 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：眺花
| 作成日時：2018年5月20日 7時
