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人間.22 ページ23

どうでもいい




その言葉が口癖になっていました
何をやっても上手くいかなくて




何をやっても達成感が無くて
ボーッとする時間が増えました




親は忙しくていない
海鈴もドタバタしている




ある日
学校では先生と一対一で話す機会がありました




私は先生が信頼できなくなり
苦手になりました




何を話せばいいのかわからず
返事はずっと“うん”でした




「学校 楽しいか?」




『楽しそうに見えますか?』




わかってる事を聞いてくるのにイラついていた
早く終わりたい




「いつからそんな風になったんだ?」




先生は呆れていました
私は無言でした




先生の質問が止まったなと思い
俯いていた顔を上げました




『……』




先生は寝ていました
一対一で話す大事な時間なのに寝るんだ




ここで先生の事が大嫌いになりました
私が立つと先生は起きました




『話す事無いので帰ります』




待てと言われたけど無視して帰りました
どうでもいい




私は先生にとってただの迷惑な子
あのクラスにも必要無いし




これから誰にも必要とされない自信があった
もう後ろ向きな考えしかできなくなっていた




私は自分の部屋にこもりました
鍵も閉めて電気も消して




パソコンと向き合う日が始まりました

人間.23→←人間.21



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kiri - 眺花さんのおかげで、眺花さんがいてくれたから大事なことに気づくことができました。ありがとうございます。 (2020年9月14日 23時) (レス) id: d5e35498e9 (このIDを非表示/違反報告)
kiri - 実は私の友達に不登校の子がいます。その子、毎日先生に手がちぎれるほど腕を引っ張られて登校しているんです。私は本人じゃないから気持ちはわかりません。でも、眺花さんの話を読んでいて、悔しい気持ちになりました。なんで助けてあげられなかったんだろうな、って。 (2020年9月14日 23時) (レス) id: d5e35498e9 (このIDを非表示/違反報告)
玄ちゃん(プロフ) - 今は専門学校に通い、いつか私をいじめていたアイツらを見返してやろうと思いながら生きています。作者様の小説の小説に感動しています!これからも頑張って欲しいです!作者様のペースで頑張ってください!! (2020年4月22日 19時) (レス) id: 7d909469a6 (このIDを非表示/違反報告)
玄ちゃん(プロフ) - 私は、小・中といじめを受けて生きてきました。自殺未遂もしたことありますが、親や特別支援の先生に怒られました。命を粗末にするなと。高校は私みたいな人が通っている学校に行き、親友と呼べる友達もできました。 (2020年4月22日 18時) (レス) id: 7d909469a6 (このIDを非表示/違反報告)
玄ちゃん(プロフ) - 初めまして。長文になると思いますが、失礼します。 (2020年4月22日 18時) (レス) id: 7d909469a6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:眺花 | 作成日時:2015年11月15日 13時

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