赤羽「刺激的な毎日を送ってやるよ」6

記憶132 ページ8

Aside


『急にどうしたの？』


赤羽「ここの喫茶店でコーヒー飲んだんだけど
Aが入れるコーヒーの味がしたから」


『私の入れる味覚えてるんだ』


カルマって味を覚えるほど
私のコーヒー飲んだっけ？


赤羽「帰るとこ？一緒に帰ってもいい？」


『勿論』


カルマと並んで帰る
木を見ると黄色や赤色に染まり始めてた


『もう秋なんだね』


赤羽「紅葉でも見に行く？」


『完全に葉っぱの色が変わったらね』


その頃にはきっとお金も貯まってると思う
サプライズで何かしたいな


『カルマってバイトしてないのに
何でお金が無くならいの？』


赤羽「不良から財布の中身をもらってるから」


『聞くんじゃなかった。
無茶はしないでよ？』


赤羽「大丈夫だよ」


いつかカルマが傷だらけになりそう
ボロボロのカルマを見たら私はどうするのかな


勝てないとわかってても
ボロボロにした奴らに喧嘩売るのかな


『明日の文化祭行ける事になったよ』


赤羽「良かった。明日迎えに行くよ」


『楽しみにしてる』


高校の文化祭って本格的なんだろうな
明日は思いっきり遊ぼう


カルマと楽しい思い出を作りたい
トラブルが起こりませんように


私の願いは叶うのか儚く散るのか
今の私は知らない

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