赤羽「刺激的な毎日を送ってやるよ」6

記憶149 ページ25

Aside


５年前の服は一度洗濯してから
着たいのでカルマに服を借りた


１番小さいのを借りたのに
私の体には大きい


カルマと同時に家を出る
それぞれ別々の方向に歩き出した


雪が積もっている
真っ白な世界


家に帰るのは久しぶり
カルマは１ヶ月に一度掃除をしてたらしい


ドアを開ける
とても懐かしいなと思った


かすかに残るカルマの匂い


机の上に書き置きがある
〔おかえり〕と綺麗な文字で書いてあった


家でやるべき事をしていたら
時間があっという間に過ぎた


そろそろカルマが帰る時間
大学まで迎いに行こうかな


歩いて行ける距離で良かった
すぐに大学に着いた


帰ってる人がいるって事は
カルマもそのうち出てくるよね


あの水色の髪…


渚だ
私は渚に後ろから抱きついた


渚「うわっ…！誰」


「渚の彼女？」


渚の友達かな？
渚もカルマと同じ大学だったんだ


『Aだよ。渚』


私は渚から体を離して向かい合う


渚「久しぶり。大丈夫？」


『うん。復活したよ。
その人は友達？』


渚「同じクラスの人だよ」


「可愛い…。これから暇？
どこか遊びに行く？」


渚「Aは駄目だよ。
カルマの彼女なんだから」


「だからカルマっていつも
告白断ってたのか」


大学生になってもモテるんだ


渚「カルマならもうすぐで出てくると思うよ」

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