赤羽「刺激的な毎日を送ってやるよ」6

記憶143 ページ19

カルマside


木曜日の放課後
授業が終わるなりAは教室を出た


俺も追いかけるように教室を出る
山の中に入りAを見つける


赤羽「待ってよ A」


『嫌だ。カルマに捕まると
恥ずかしい事されるんでしょ？』


赤羽「わかってるなら
さっさと止まってよ」


笑いながら逃げるA
幸せだなー


数分走っていると俺は気づいた
この先は車が走ってる道路


赤羽「A、止まって。
その先は…」


『何か言った？』


Aが振り返った瞬間
凄い速さの車が突っ込んで来た


赤羽「A…」


Aの体が宙に舞った
俺の体に血がつく


俺は状況について行けなかった
何でAが真っ赤なの？


何で倒れてるの？
何で…目を開けてないの？


救急車が来てAが運ばれた
俺はただ突っ立てるだけ


車に乗っていた人物は
警察が追っていた事件の犯人らしい


俺はその犯人に近づき肩を揺らす


赤羽「Aを返せよ…。
俺のAを返せよ！！」


Aがいたのは車が通れない道
突っ込んできた車が完全に悪い


「俺が知るかよ」


俺は怒りで爆発して男を殴った
警察に抑えられる


「君！落ち着いて」


赤羽「これが落ち着いてられるかよ。
Aを返せ」


犯人は車に入り連れていかれた
俺は警察の人に頼み病院に運んでもらった

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