赤羽「刺激的な毎日を送ってやるよ」6

記憶136 ページ12

Aside


私は昔から写真が嫌いだった
悪用されるかもしれないし


何より自分の顔が嫌いだったから
そんな写真嫌いを直してくれたのはカルマ


私の携帯にはたくさんの写真がある
カルマと２人きりの写真や


渚も入った３人の写真
文化祭で私はたくさんの人に写真を撮られた


作り笑顔しかできなかった


赤羽「写真嫌いなら断ればいいのに」


『断っても盗撮されるかもしれないし』


カルマと一緒に教室に入る
カルマも何かに着替えたいらしい


数分後
カルマがカーテンから出てきた


着ていたのは王子みたいな服
目が離せない


赤羽「見とれてるの？」


『うん。やっぱりカルマはカッコいいね』


私が彼女でいいのか不安になるくらい。
女子が集まってきて写真を撮る準備をしていた


赤羽「俺を撮っていいのはお姫様だけだから」


写真を撮られる前にカルマが私を
お姫様抱っこして走った


使ってなさそうな教室に入る
私を降ろして鍵を閉めた


『勝手に入っていいのかな？』


赤羽「何もしなかったらいいと思うよ。
それより手の甲 どうしたの？」


『不審者と戦って気づけばこうなってた』


カルマが私の手の甲にキスをする
カルマが本当の王子様に見えてきた


赤羽「危ない事しないでよ」


『…うん。ごめんなさい』


赤羽「俺と写真 撮ろうよ」


カルマが携帯を出し写真を撮ろうとした
私はカルマに引き寄せられ顔が近くなった


赤羽「笑って？」


教室にシャッター音が響く
撮れた写真を確認していた


赤羽「A 悩み事でもあるの？」


写真でそんな事がわかるんだ
さすがカルマだね


『悩み事だらけで困ってるよ』

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