【赤羽 業】悪魔の蜜2

悪魔39 ページ15

Aside



今日も２人でお風呂を済ませた私達は
疲労が頂点に達してベッドに倒れ込んだ



カルマがアイマスクが邪魔だと言い出し
外そうとしていたので私が阻止した



赤羽「あんなに暴れなくても…」



『…ごめん』



布団の中ではお互いに背を向けるのが日常
未だに敷き布団は買えていない



でも後ろに誰かがいると思うと
心強くて安心する



このベッドも少し広いなと思っていたので
カルマと寝ることはそこまで嫌ではなかった



『悪魔って人の魂とか食べるの？』



赤羽「いきなり何？」



『よく漫画とかで見るから』



赤羽「…食べるよ。契約者が亡くなってからね」



『おいしい？』



赤羽「食べたことない」



今まで契約者を殺してきたのに
１度も食べたことがない



自然死じゃないと食べられないとか？
食べて何かメリットでもあるのだろうか



知って得する話ではないけれど
もっと彼について知りたかった



『テストが近いの。勉強教えて下さい』



赤羽「嫌だ」



『ケチ』



赤羽「…知り合いに先生やってた
悪魔ならいるけど。頼んでみようか？」



『私のこと襲わない？』



赤羽「大丈夫だよ。俺の親友だから」



あんなに憎まれているカルマに
親友がいたなんて



全然知らなかった

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