悪魔20 ページ21
Aside
１時間以上は過ぎているはず
なのに何で私はまだ死んでないの？
もう腕や足を切られすぎて
どこが痛いのかわからなくなった
ポタポタと滴り落ちた血で
私の周囲は真っ赤に染まっている
カルマが来なくて退屈だったのか
彼氏がナイフの手入れを始めた
『ねぇ、
…何で私の彼氏になってくれたんですか？』
「勿論、お金目当て」
『ここ数日優しかったのは？』
「カルマの契約者だと知ったから」
浮気をしていたのは
カルマの契約者を探す為だったらしい
それが私だったなんて想定外で
描いていたプランは崩れたそうだ
彼とは中学の時に知り合い
いつの間にか好きになっていて告白した
あのキラキラ光る思い出が色を失う
私の一方的な片想い
『ｯ…』
「７時になったみたいだね」
急に心臓が痛み始める
カルマとの契約の時間になった証だ
上手く呼吸ができない
視界がかすんできた
彼氏が私の前髪を掴み上げ
俯いている顔を強引に引き寄せる
「もうダメだね。限界みたいだ」
『なに、が』
「悪魔の世界に居すぎると死ぬんだよ。
それのタイムリミットが来たってこと。
カルマは来なかったね。
Aなんてその程度か」
心臓の痛みが収まった
いっそのこと殺してほしい
楽になりたい
「知ってた？カルマって好きになった人間に
会う為にリスクを背負ってまでAと
契約したんだよ」
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眺花(プロフ) - 聖奈さん» 完全に作者の妄想が爆発していますが楽しんで下さると嬉しいです。 (2018年12月1日 10時) (
レス) id: ea1b4f8213 (このIDを非表示/違反報告)
聖奈(プロフ) - 眺花さん» ほんとにそうですよね。たまには非現実の恋愛にどっぷりハマるのもいいですよ(*^-^*) (2018年11月30日 16時) (レス) id: 7ef547b0b5 (このIDを非表示/違反報告)
眺花(プロフ) - 聖奈さん» 非現実の恋愛を楽しめるのも夢小説の魅力ですよね。 (2018年11月23日 6時) (レス) id: ea1b4f8213 (このIDを非表示/違反報告)
聖奈(プロフ) - 眺花さん» 今回も面白かったです！カルマくんにとても恋してる気分になってきました…（笑） (2018年11月18日 17時) (レス) id: 7ef547b0b5 (このIDを非表示/違反報告)
眺花(プロフ) - 聖奈さん» それは良かったです。これからもいいところで止めますよ。 (2018年11月11日 17時) (レス) id: ea1b4f8213 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：眺花
| 作成日時：2018年10月25日 14時
