【Fischer's】みんなで作ろう！シルク*短編集 第3弾*

おにいちゃ（２） ページ20

病院のベッドで酸素マスクをつけるA









家を飛び出て行ったAは事故にあった。









「…俺が悪かった……な？…A……頼むから…」









"目を覚ましてくれ"









そう願った時、









「お…にいちゃ…」



「！？」



「…おにいちゃ、なんで…泣いてう、の…」



「A！！！
よかった…本当によかった、、A…！！」









「ってなことがあったんだよ、覚えてねぇ？」



「あーだから頭に傷があるのね、私」



「そーだよ。
あーあ、あの頃の可愛い妹はどこへやらだ」



「どーゆー意味よそれ
今でも可愛い妹でしょうが」



「あの頃はおにいちゃ、おにいちゃってよ
クソ可愛かったぁぁ〜〜」



「…バカ兄貴」



「ほらそれだよそれ！
なんで兄貴になってんだよ、俺の真似かよ！」



「いーでしょーなんだって！」









…おにいちゃん。

私、知ってるよ？






あの時おにいちゃんも怪我したってこと。


腕、何針か縫ってるんだよね。







ちゃんと、わかってるよ。







兄貴って呼ぶのは




おにいちゃん、って呼ぶとあの頃を思い出すから。







強がってるの、





だからこれからも兄貴って呼ばせてね。









ー大好き、おにいちゃんー









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初の夢主が妹というパターンでしたね！


最近目が回るほどの忙しさでして…(；_；)


更新が遅くなり本当にすみませんでした“〇|￣|＿





らいとさんリクエストありがとうございました！

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