人は見た目によらない ページ8
銀時side
新しい門下生が来た。
俺らよりもチビで歳下の女で。
「ぎん、ぎん」
銀「なんだぁA」
「あのね、晋助と小太が呼んでた。道場行こう。」
銀「あーめんどくせぇな。」
「行こうよ、ぎん。俺も行くから。」
銀「まじか。Aが行くなら行くわ。」
妹みたいな、かわいいやつ。
「しょーよー!ぎん連れて来た!」
松「ありがとうA」
高「遅ぇよ。」
桂「全くだ。早く着替えろ。」
銀「へーへー。ほら、A、お前も着替えてこい」
「もう着替えた!」
銀「いや早いなオイ!」
あの日からAは少しずつこの生活にも慣れたみたいで、俺やヅラ、高杉の後をちょこちょことついて周りながら他の門下生とも仲良くしてる様だった。
Aは元々明るくてお喋りな性格だったらしく、他の奴らともすぐに馴染んだ。
それに加えて、Aはやはり剣術に覚えがあった様だ。
バシィッ!バンッ、ヒュッ…!!
銀「ッ…!」
「ん、ぅっ…!」
突いたと思えば引き、大振りで隙を見せたと思えば機敏な反射神経で俺の剣をかわし、ワンテンポ早く次の攻撃に移る。
どこか松陽にも似た独特の剣技は、まるで踊ってる様に掴み所がない。
銀「(相変わらず雲を相手にしてるみてーだぜ…!クソ…!)」
紺碧の目をしっかりと見開いて、俺に向かってくるA。白い肌に汗が光り、握りしめた手と頬は真っ赤な紅潮している。
「ッらァア!!」
銀「ぐッ…!このや、ろォッ!!」
「ッう!!」
バシィィッ!!!バンッ、バンッ!!
この細腕のどこにこんな力があるのかと思うほど、Aの剣は重いし、攻め方も正確に俺の隙をついてくる。
強い。
単純に、Aは強いのだ。
〜〜〜〜〜〜
文字数が危ういので次へ行きます
35人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
るー(プロフ) - まろ 様 ありがとうございます!! (2018年10月9日 21時) (レス) id: f73768fb7d (このIDを非表示/違反報告)
まろ(プロフ) - 凄く面白いですね! (2018年10月8日 13時) (レス) id: 00309ab547 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:るー | 作成日時:2018年9月16日 19時