新居が決まったら職探し ページ40
夢主side
さあて。どうしたもんか。
天人も人間も、我が物顔で闊歩するこの町、江戸がかぶき町を歩きながら、はてさてどうしたもんかと考える。
考えるというのはつまり、職探し、という奴である。
銀「おめーよぉ、これからこっち住むのか?」
「んー職が見つかりゃァな。もともとお前らに会いに来ただけだから、別に何をしたいわけでもねーのさ。」
神「だったら一緒に万事屋やるアルか!?」
「んーいや、無理だな。こいつの下で働くのだけは耐えられん」
銀「俺だってゴリラ従業員はもうこりごりだこの野郎。」
新「じゃあこっちで職探しするんですか?何かツテでもあるんですか?」
「やーとりあえずの宿は確保したから、ぶらぶら探すさ。というわけでちょっと出てくるわ。」
神「行ってらっしゃいヨ!気を付けてナ!」
「神楽、お土産何がいい?」
神「酢昆布!」
銀「おーい俺にはー?」
「働けニート。」
なんてことがあり、とりあえず街を歩いてみることにした。
仕事を探すといっても右も左もわからない街のことだから、まずは散策してみる必要があるというものだ。団子屋、花屋、キャバクラ、呑み屋…ううん、どこの店もみんないい人そうだなぁ。
荒くれ物の町だって聞いちゃいたけど、なるほど銀時が居つくわけだ。
俺やアイツみたいな無法者は、こんな風な町の方が住みやすいってもんだ。
しかし、どうしたもんか。
接客なんざしたことないし、俺に務まるとも思えんしなぁ。
なんて考えながらぶらぶらと歩くうちに、どこか見覚えのある道に出た。
「…ん?ここ、角を曲がれば確か……」
――――――やっぱり。
「真選組…あ、そういやぁお礼買ってこなきゃならんのだったな……ん?」
大きな門に、昨日はなかった張り紙のようなものが張ってあることに気づいた。
白い和紙に達筆な大きな文字で書かれていたのは。
「……真選組…新入隊士募集…?」
――――KO☆RE☆DA
35人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
るー(プロフ) - まろ 様 ありがとうございます!! (2018年10月9日 21時) (レス) id: f73768fb7d (このIDを非表示/違反報告)
まろ(プロフ) - 凄く面白いですね! (2018年10月8日 13時) (レス) id: 00309ab547 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:るー | 作成日時:2018年9月16日 19時