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助っ人が意外に足を引っ張ることもある ページ14

高杉side


新鮮な風は、どうやらひどく鮮烈な光を放って。

切り立った岩場。
陽の光を背に背負い、見慣れた4人が

銀「高杉くぅ〜ん先陣切って飛び出したと思ったらなぁにてこずっちゃってんのォ〜?」

坂「あははは!あははは!よく言うぜよ金時!ここまでお前が一番焦って走ってたぜよ!」

銀「うるせーんだよ!!金時じゃねぇし!別にあいつが心配だったとかじゃねぇしぃ!!ドラマの再放送が気になっただけだしぃー!!」

「小太、ピン子と春江はどうなるの?」

桂「おそらく春江の浮気の末にピン子がついにキレてだな…」

銀「おいいぃ!!!ピン子と春江はもういいんだよ!それよか今はこっちだ!!」

…見慣れた馬鹿どもが来た。
敵地のど真ん中でドラマだなんだと緊張感ゼロで騒ぎ立てる馬鹿どもが。

高「…3000を超える敵に対し、たった4人の加勢たぁね…」

馬鹿だ。馬鹿すぎて笑えてくらぁ。

天人「し、白夜叉っ…!!桂に坂本、紅屍までッ…!!」

天人2「丁度いい…あいつらを消せば勝ったも同然!先ずは高杉、てめーからだァッ!!」

「晋助ッ!!」

高「…誰が」

ズシャアァァッ…!!

高「テメーらなんぞに、殺られるかよ」


大ぶりで向かって来た相手を一太刀の元切り捨てる。


俺は今、相当酷い顔をしてるのだろう。
いや、多分。
相当狂った様に笑ってるに違いない。



何せこちらには4人の鬼が味方についているのだ。
恐れるものなど、あるはずもない。


「なんか晋助行けそうじゃね?1人でもできる子じゃね?帰る?」

銀「ほんとだぁ。高杉くーん俺らドラマの再放送あるから帰るわー。」

桂「暗くなる前に帰って来なさいよ!もうアンタはいっつもやれゲーセンだやれディスコだって…ねぇお父さん何とか言ってやって!」

坂「高杉ィー!すまんのう、お前のヤクルコ、間違って飲んでしもうたきにー!すまんすまん!あははは!」


前言撤回。


高「…何しに来たんだテメーらはァァ!!!!」


…4人も馬鹿共背負ってたんじゃ、命がいくつあっても足りやしねぇ。

普段大人しい奴がキレるのが一番怖い→←空気が淀んでいると頭が痛くなる



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るー(プロフ) - まろ 様 ありがとうございます!! (2018年10月9日 21時) (レス) id: f73768fb7d (このIDを非表示/違反報告)
まろ(プロフ) - 凄く面白いですね! (2018年10月8日 13時) (レス) id: 00309ab547 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:るー | 作成日時:2018年9月16日 19時

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