視力はAですが！？【角名倫太郎】 (ページ4)

今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:7,845 hit

4:実際LINEって手で数える程しか話さないページ4

自己紹介も全員終わってもう帰るだけ

スマホOKやからみんなもう連絡先交換しとる
すごいなJK

てことで私も負けずに後ろの席のすなくんに話しかける

『すなくん！！』

「どうしたの鈴村さん」

うっっまじかよ、もう私の名前覚えてくれたのかよ神かよ､好き

……好き？何､私の脳内までJKライフ楽しんじゃってんのかな、

『あ、あのなんか……今"うっ"てなったんだけどこれは運命やと思うんよね』

「え？」

やっぱそうよ､私も自分で言うてて訳分からんもん。そんな顔にもなるよ

『いや！今言ったことは忘れて！！で！lime交換して欲しいんやけど……』

「いいよ、QRだすね」

よっしゃぁぁ！！！あれ、私なんでこんなテンション上がってんやろ、てかすなくん顔かっこええよなぁ……

·
·

『ありがとう、またねすなくん』

「ん、またね」

無事気になる人(?)のlimeをゲットした私は上機嫌で朱里の元へと向かった。

·
·

『なぁ、やばいかもしれん』

「主語をつけい、主語を」

『あれ、朱里いつの間にそんなツッコミ担当みたいになっとん』

え、喋んないの？え？とか言いながら歩き出す。

『後ろの席の子がかっこよすぎんの、見に来てほしいけど見て欲しくない…』

「どっちかはっきりしぃや」

『いや、かっこよすぎるから是非見て欲しいんやけど､私だけの特権にしたい欲もあるんよなぁ』

「え、初日からどしたん。え？Aよな？？」

私は私に決まってんのに何言ってんのかね､朱里ちゃんは。でもかっこいい人ってなんか私だけが知ってる部分とか知れたらテンション上がるじゃん？あれよ、あれ

『私は至って正常なんで！！！』

ちっちゃい声で朱里がなんか文句なんか知らんけどごにょごにょ言ってるのを気にせずに歩いていたら､あることに気がついた。