視力はAですが！？【角名倫太郎】 (ページ2)

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2:合否発表って出るまでが不安ページ2

とうとう当日になってしまった。
すでに校門を前まで来ている。

いやぁ、心臓バックバクですよ？
筆記試験の後自己採点したけど合格ラインには十分な点を取ったはず。

『落ちとったら心臓拾ってな』

「骨やないんやな」

『この状況でツッコミできるんや、余裕ですね朱里は！！！！』

「んなんけあるか！Aより点数低かったしうちの方が落ちるかもしれへんのやで？」

『朱里の方が頭ええし、落ちひん！！さ、番号探しに行くよ』

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「あったんやけど、うち……」

『奇遇やな、私もや』

「てことは春からも一緒やな！！！よろしく！！」

『おん！！！あ、入試の時におった人受かっとるやろか』

そういうと朱里はまだ覚えとったん？と言ってきた。

まだ覚えとったん？とかちょっと失礼じゃないかしら？え？え？私の記憶力舐めないでもらいたいですねぇ、えぇ

「声に出てるで」

『まじでか』

私はハッと思いついた。
もしかして今ここにあの見慣れへん制服の人がおるのではと。あれ、私頭良くない？？

『なぁ、あの人探そうや』

「何言っとんの、先家族に報告せなあかんやろ。どうせ入学式で会うわ」

朱里にバッサリ言われてしもた。
確かにそうよ、そうだけどさぁ今！！みたいじゃん！？
あの時は通りすがりで見ただけやし
しっかり見たわけやないんよ？

あれ、朱里めっちゃこっちみてる､ごっつこっちみてる

『そうやんな、あとでも探せるやんなぁ』

ちょっと朱里の圧に負けました。