【ホラー】大切な石【脱出】 (ページ4)

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館へページ4

自己紹介をしている内に

噂の館へ着いたああ、懐かしい

小学生の夏休み中に

遊びにきた事があった広すぎて

館内で迷子になったことを思い出す

アオさんが大きな扉をギィイと音を立てて

開ける、館内に響いた古い扉の音

埃臭い玄関、なのに以外と綺麗な床と壁

本当にこの館へ肝試しにきた人がいたようだ

靴の足あとがくっきり残っている

ああ、分かってた

開けてあったはずの扉が自動で閉まる

アオさんが扉を開けようとするが当然

開くわけもない

「ええ…嘘、ホントに開かないの？」

「マジかよ…あ、そういえばここってAの母の
　実家だって言ってたよな来たことあるんだろ？」

「…確かにあるけどこの館に裏口なんてないよ」

「嘘…」「あ、アオ私怖いよ」

信じられないだろうけどこの館の裏は崖だと伝える

窓を開けようとするが錆びついて開かない

「鍵探すしかないね…」

「でもどこにあるか私は知らないよ」

「手分けして探すしかないってわけねぇ～」

何か耳鳴りがする、ピィーって

段々大きくなってくる耳鳴り

頭に響く、頭が痛い、割れそうな

「！？Aちゃん後ろ！！」

「え？」後ろを振り向くと見たことのない

剣をもった大きな鎧が私の真後ろにあった

…

…

「え」

その鎧は独りでに動きだし鋭い剣を振りがかざした