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肉の塊 ページ7
真横に置いてある目覚まし時計が鳴り響いた
真っ白な部屋を出てスリッパから靴へ履きかえる
そういえば、ここは何かの施設なのだろうか？
ＧＭに聞けば
「本格的にやりたいのでこのような場所で
私がこの建物を建てました」とか
言っていたが、実際のところどうなのだろうか？
こんな森の少し開けたところに建てる必要あったのだろうか？
そんな疑問は置いといて
リビングに向かう、すると
叫び声が聞こえた
どうしたものか急いでリビングに向かう
他の椅子は白いのに
Ａさんが座っていた椅子は真っ赤になって
真っ赤に変わった椅子の上には
もはや肉の塊としか言いようのない
肉片が置いてあったのだ
それを発見してしまったＥさんは
頭を抱えて俯きブツブツ言いだした
仕事柄、私はこの肉片を見ても平常を保ってる
まあ、仕事と言っても元医者だっただけだが
私はリビングの部屋の隅に大きな赤い赤い袋がある事を思い出した
何故こんな白い建物の中に赤い袋があるか
気になっていたが、この為だったのか
「あー…君たちはちょっと廊下に出ていてくれませんか？」
精神を病まないようにリビングから追い出すしかないだろう
そう判断した ＥさんはＦさんに任せた
赤い袋に近づくと手袋が置いてあるのに気付いた
これを使って肉片を片付けるのだろう
この赤くなってしまった椅子は施設の外を放り投げた
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作者名：Ｕｔａ | 作成日時：2015年1月14日 18時
