ハイキュー×リボーン“舞落ちる、幸せ"

三十二粒「他愛もない」 ページ38

怪我をしている人をベットに乗せてイタリアで行われている主力戦の結果を待っていた

この主力戦に勝てば、今の状況は大きく変わるだろう。

「の、前に一発殴らせろ」
「腹の虫が収まらねぇ」

「僕が先だよ」

例え師匠とボスの計画だとしても睡眠ガスで眠らした上に、足枷を着けさせやがって・・・

苛立ちがヤバイ

「わぁっ！ま、待ってよ・・・あ、怖くて腰が・・・」

「呆れた・・・殴る気も失せるよ」


それにしても、師匠も１０年前の姿になってしまった。きっと了平さんも入れ替わるだろう

これでボンゴレリングは揃う。

「ぁ・・・ボス・・・この子」
「どうしたのクローム？」

クロームさんは俺の方を見て心配そうな眼差しだった

「幻覚で傷・・・隠してる。本当は、凄いボロボロ」
「クロームさん、それ言っちゃう？」

帰るまでこの状態で居ようと思っていたが流石、霧の守護者と言うべきだろう

「っ・・・」

幻覚を解いて直ぐに地面に座りこむ。

哲さんは包帯を持ってきては説教をしながら手当てをしてくれた

「大体、何で隠しているんですか？」
「別に・・・大したことないだろ」

「これが、大したことないって言えますか？」

「い、いたたっ！それ刀傷だぞ！」

この他愛もない会話で今は戦いが一次中断しているんだと解る。


うん、平和っていいな←

そして、主力戦が勝ったと報告されるまであとちょっとだ

三十三粒「白蘭」→←三十一粒「万事休す」

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す