ハイキュー×リボーン“舞落ちる、幸せ"

二十一粒「女の子達と」 ページ27

また厄介なのに捕まってしまった。

目の前には幼きランボ・・・十年後の獄寺さん曰く、十年前のランボは最高にウザイと聞いている。

ウザイ子供は苦手だ。どうしよう

「あんららのらー、お前誰だもんね。あ、もしかしてランボさんの部下志望の人ー？してやってもいいもんねー！」

ｲﾗｧ・・・ヤバイ、殴りそうだ

兎に角、こいつは子供・・・相手にしただけ損だ。そう考え、無視してこのアジトの探索に行こうとしたが

「コラァッ！無視すんなぁ！」

ｸｯ・・・誰か俺の拳を押さえてくれ！

「ランボ君、どうしたの？あれ・・・貴女は」
「笹川・・・京子」

了平さんと任務に行くとき、必ずしも話題に出てくる人物だ。聞いていた通り、可愛い系だなとわかる

「わぁ、私の事知ってるんだ！お名前は？」
「(う・・・)さ、沢田・・・A」

この太陽のような笑顔が苦手だ。眩しすぎる

「そうなんだ！ツナ君と同じ名字だね」
「養子に・・・貰ってくれたから」

そのまま話題がなく、そこで立ち止まっていた。その時に誰かのお腹の音が聞こえた

「え」
「っ・・・」

Aは直ぐにお腹を押さえて音を隠そうとするがやはり体は正直で音は止むことがなかった

「ガハハハっ！虫みたいな音だじょ！」
「っるさいっ！」

ついに押さえていた拳がランボの頭に直撃した。

そのまま恥ずかしくなって走って逃げていった





残された京子は

「ご飯、つくってあげるのに・・・」

と呟いていた事はAは知らない

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