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九粒「巻き込み」side日向 ページ11

う・・・そ、だよな

だってあの時の先輩は

優しそうで

親切で

目に純粋さを感じたのに

「っ・・・」

バンッ

勢いよく扉を開けて先輩の姿を探した。部室の方から先輩の声が聞こえたが聞こえなかったふりをする

「センパーイっ!」

学校の中には見当たらなかったので学校の外を探した。人混みの中、中々見つからない。

確かめたいのに・・・先輩はそんな人じゃないって証明したいのにっ・・・!

「沢田Aセンパーイっ!」
「っ馬鹿!大声で俺の名前を呼ぶな」

居たと思って振り向いたとき、先輩の姿は汗だくで怪我をしていた

「こっちに来い!」
「おわっ!」

細い家と家の間を通って大きな道に出て、烏野高校に続く道を走っていった

「先輩っ!!俺、聞きたいことが・・・!」

「それどころじゃないっつーの・・・っ!」

先輩は焦った様子で怖い顔をしていた。きっと何かあるのだろうと思った俺はそれ以上何も言わないことにした。


走ってから数分して、草影に隠れた。

先輩の息は荒く、俺よりずいぶん前から走って来ているようだった

「っ・・・お前、部活は?」

「きょ、今日はミーティングだけってなってるけど自主連する人がいると思います」

その言葉を聞くと、また烏野高校へと走っていった。






体育館にて

「あんの、日向ボケェ!帰ってこいっうの!」

バンッ!

バレーボールを叩きつけたと同時にドアが開く音がする。ドアには息切れした二人、日向とAが立っていた

「いいか、日向」

「は、はいっ!」

肩を強く握られ、変に緊張してしまう

「お前はまだ、あいつらに顔も声も姿も見られていない・・・俺と一緒に居たら危ないんだ。解るな?

だから、いっそのこと

俺を嫌え、もう話しかけるな、見つけても知らないふりをしろ

ただ、それだけだ」

先輩はそう言ってまた何処かに走っていった




結局、先輩は悪い人なのか好い人なのか解らない。

けど、確かなのは俺を守ってくれたことだ

十粒「合宿と脳裏」→←八粒「バレー部の話」



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ナノ(プロフ) - 瑛那さん» え、す・・・すみません (2014年11月23日 12時) (レス) id: 9ef97b0008 (このIDを非表示/違反報告)
瑛那(プロフ) - 内容がよくわからない。 (2014年11月23日 9時) (レス) id: 1c052da579 (このIDを非表示/違反報告)
ニッチ(プロフ) - とても面白いです!私も夢小説書いてるんですけど文才を分けてほしいくらいですww (2014年8月22日 14時) (レス) id: bd1143e3b6 (このIDを非表示/違反報告)
- とっても面白いです!応援してるので頑張ってください! (2014年8月5日 7時) (レス) id: 54b426655f (このIDを非表示/違反報告)
林檎(プロフ) - めっちゃ、おもしろいです!!早く続きがみたいです!!更新がんばってください! (2014年8月2日 14時) (レス) id: 1491e4f5b3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ナノ | 作成日時:2014年7月15日 19時

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