夏祭り HN ページ2
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『あ』
一学期の最終日、部活に行こうとしたら水筒の中身が綺麗になくなっていた。めんどくさいが校舎内の少し遠くにある自販機に水を買いに行った。そのとき、たまたま見つけた。
『今週の土曜日、夏祭りあるんだ』
若い男女が仲睦まじく肩を寄せ合い花火を眺めているポスター。あいにくそんな時間も相手ももちあわせていない。
そういえば友達が片思いの人を誘って、一緒に行くとかって言ってたな。いいよな、あの子は。ほぼ確実な相手なんだから。私が好きになるのはだいたい叶いもしないような人。なんでそんなの好きになるの？って聞かれるけど、そんなのこっちのセリフだ。
150円を入れて、サイダーが落ちてくる頃には夏祭りのことは頭になく、これから始まる地獄としか思えない練習のことで頭がいっぱいだった。
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迎えた土曜日、部活終わりにちょうど送られてきた友達の浴衣姿の写真を見るまで今日が夏祭りということがすっかり抜けていた。元々行く気もなかったし、気にすることでもないなと思いつつ、友達に楽しんでおいで、と返してスマホを閉じた。
茹だるような暑さの中、駐輪場に向かうと、友達のジソンがサドルに股がっていた。
『ジソンアー、お疲れさま』
HN「お、A。お疲れさま〜」
私に気づくとニコッと笑うジソン。少し雑談をしながらカバンを後ろの荷台に括り付ける。ようやく自転車の鍵を外して股がろうとした時、少し大きな声で呼び止められた。
HN「や、A！このあと暇！？」
『あ、うん暇だけど。』
HN「あのさっ、」
ジソンは、自転車から降りてこっちに向き直った。その表情はいつになく緊張していて、こっちまでそれが伝わり、自然と手に力が入る。
HN「一緒にさ、夏祭り見てまわんない？」
『え？』
状況が理解出来ずその一言だけ返すと、焦ったように慌てて弁明してきた。
HN「いや、あの！前から誘おうと思ってたんだけどタイミング合わなくて！そしたら今偶然あった！みたいな…」
猫のように目を泳がせている彼。誘われたことも、前からっていうのも信じられない。だって友達だけど、彼とは圧倒的に住む世界が違う。人並みに学校は楽しんでるけど彼ほどキラキラしてないし。
HN「だ、だめ？」
『もちろんいいけど、なんで私…？』
HN「それは、向こうでちゃんと言うから、行こ！」
いつもなら牛串だけど今日はわたあめでも買ってみようかな。
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なの(プロフ) - 七彩さん» 七彩さん！！！リクエストありがとうございます！lkくんの話ですね！！不良系似合いますよね、、更に学級委員の真面目な子をすきになりそうですよね、、、すごい分かります！！！少々お時間いただきますが、必ず書きますので他作品でも読みながらお待ちください^^ (10月3日 16時) (
レス) id: c8ce101485 (このIDを非表示/違反報告)
七彩 - リノの校舎裏では無くリノが校舎裏で、でした！誤字ってしまってすみません！お願いします！ (10月3日 13時) (レス) id: 5d577b99f0 (このIDを非表示/違反報告)
七彩 - なっちぃさんいつも見てます。リクエスト失礼します！リノのお話で不良くんと学級委員ちゃんの恋愛物語を作って欲しいです！リノの校舎裏でタバコを吸ってたらたまたま見かけた学級委員ちゃんに一目惚れするって言う感じでお願いします！難しくてすみません！ (10月3日 13時) (レス) id: 5d577b99f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なっちぃ | 作成日時：2023年7月28日 23時
