3.abnormal staff and mean boss ページ9
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色々な薬品の匂いが鼻をかすめる。真っ白の空間を見渡していると知らない後ろ姿を見つけた。確かに、あの白衣はここの職員のものだけど、うちの職員に金髪で長髪の男性なんていたのか？
声をかけないよりかはマシかと、あの、と呼びかけてみると男性は振り返った。そばかすが目立つがそれよりも目鼻立ちの良さに目を引かれる。
「あ、目を覚ましたんだね。良かった、心配してたんだよ」
違和感に気づく。これ人じゃない。ひゅ、と喉に冷たいのが通る。1歩近づいたソレに枕を投げつけようと、枕をつかんだ時、カーテンからひょこっと、先輩のジョンハンさんが顔を出した。
JH「お、起きた」
『おはようございます、ジョンハンさん』
同じグループに所属していてよくお世話になっている方だ。私が金髪のヒトに警戒心を抱いているのが分かったのか、紹介してくださった。
JH「Aはフィリックスに治療してもらったことないんだっけ」
『ない、と思います』
名前はフィリックスというらしい。外部の医療班の方だとしたら距離が近すぎるが、欧米の名前を持っているなら納得はできてしまう。
JH「フィリックスは、翼公認のアブノーマル職員。主に治療や心理カウンセリング、ミュージックセラピーを担当してる。」
やっぱりアブノーマルか。だが、翼公認と聞けば少しだけ安心できた。なぜなら翼がアブノーマルに課している職員の条件と試験が恐ろしく厳しいことを知っているからだ。
まさかそんな優秀なアブノーマルがうちで働いているなんて思いもしなかった。よほど頭も良くて、賢くて、理性があって、慈愛に溢れているんだろう。私が険しく観察している時も常に笑顔だったしな。
FL「紹介が遅れてごめんなさい。教祖裏切りの雛って言います。みんなからはフィリックスって呼ばれてるからAもそう呼んでね」
敬語や呼び捨てなど色々混ざっていたがこれが彼にとっての普通のコミュニケーションなのだと無理やり解釈し、受け入れることにした。
『私はキムAです。他のアブノーマルの前では、ラブ、と呼んでください』
アブノーマルとは言えども職員なので本名を晒す。これが間違いだと気づくのは少し後になる。この時は純粋にただの優秀な職員だと思ってしまったのだ。笑顔で差し出された手を握ったのも今思えば失敗だった。
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なの(プロフ) - はりねずみさん» そう言っていただけると大変嬉しいです😭頑張って進めていきます、、、！ (1月6日 22時) (
レス) id: c8ce101485 (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - 苺みるくラテさん» ありがとうございます！なるはやでお届けします！ (1月6日 22時) (レス) id: c8ce101485 (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - ホッキさん» ありがとうございます😭方向性を正すためにいろいろ書き直している途中です、、少しずつですが確実に進めていきますので、気長にお待ちいただけると幸いです🙇♀️ (1月6日 22時) (レス) id: c8ce101485 (このIDを非表示/違反報告)
はりねずみ - 完成度がとても高くて面白いです！更新楽しみにしてます！ (12月26日 8時) (レス) @page50 id: 28eacc8e59 (このIDを非表示/違反報告)
苺みるくラテ(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (12月18日 1時) (レス) id: 00ab994726 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なっちぃ | 作成日時：2023年7月19日 19時
