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何かあった時のための睡眠薬が入ったサリンジュ、引っ張ると通報できる機械、いつもの端末、警棒を携帯したのを確認し、作業を開始した。
端末に表示される通りに進んでいくと、ある地上牢が見えてきた。壁に表示されている、TETH"醜悪な愛嬌"、の文字を視認し一呼吸おいて鍵を開けた。
『職員番号1ｶEて、コミュニケーション活動を開始します。こんにちはTETH"醜悪な愛嬌"、』
そこまで言いかけて、部屋の中に誰もいないことに気づいた。奥に扉があるからそこにいるのかもしれない。内装はシンプルで大学生の1人暮しのような感じで、特徴があるとするならば筋トレグッズが至る所に置いてあることだ。
1歩1歩、扉に近づき取ってに手をかけた時、中から声が聞こえてきた。女性の呻き声、悲鳴、に近いモノ。耳を当て、緊急事態と感じ、紐を引っ張り通報し、端末で録音を開始した。
サリンジュを袖にひそませ、ドアノブを思い切り引っ張った。
『そこでなにをしている、っ、』
目の前に広がるのは地獄だったのか、職員だったと思われるモノが、"醜悪な愛嬌"に吸収されている最中だった。外に投げ出されている手足は所々溶けだしており、先程の声を聞かなければなにか、と認識できないほど原型を留めていない。
恐怖で声が出なくなる、周囲には蝋人形のような成功に作られている人型が陳列されていて、その全員から睨まれているように感じる。そのほとんどがミンギュから貰った資料にのっていた職員たちだった。逃げよう、応援を呼ぼうとした。
しかし、とうとう、ヤツと目が合ってしまった。
「なにみてんの、君も一緒になる？」
目の前の光景に、目が離せないまま1歩1歩遠ざかると背中に壁が当たった。扉を開ければ逃げられる、端末を操作すれば仲間と連絡が取れる、それは自分が冷静に判断できるならば。
背中を向ければ一気にいかれる。通報したから、必ず誰かはここに来るが、そこまでに私の命は保証されていない。完全に職員を吸収したカレは、首を鳴らすとその職員に姿を変えた。
「この姿だったらいいかなー、女の子より男の方が好き？」
「これとかは？」
蝋人形に手を触れると、瞬く間に姿を変え、またひとりで問いかけ、姿を変えを繰り返し私の方に着実に近づいてきた。よく見ると、眼振がある。相手も正気じゃない。能力を使用した副作用が出ている、隙をつければ何とか逃げられるかもしれない。
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なの(プロフ) - はりねずみさん» そう言っていただけると大変嬉しいです😭頑張って進めていきます、、、！ (1月6日 22時) (
レス) id: c8ce101485 (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - 苺みるくラテさん» ありがとうございます！なるはやでお届けします！ (1月6日 22時) (レス) id: c8ce101485 (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - ホッキさん» ありがとうございます😭方向性を正すためにいろいろ書き直している途中です、、少しずつですが確実に進めていきますので、気長にお待ちいただけると幸いです🙇♀️ (1月6日 22時) (レス) id: c8ce101485 (このIDを非表示/違反報告)
はりねずみ - 完成度がとても高くて面白いです！更新楽しみにしてます！ (12月26日 8時) (レス) @page50 id: 28eacc8e59 (このIDを非表示/違反報告)
苺みるくラテ(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (12月18日 1時) (レス) id: 00ab994726 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なっちぃ | 作成日時：2023年7月19日 19時
