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SC「A、ちょっといいか」
『あ、はい。』
班長に直接呼ばれることは珍しい。大体ジョンハンさんやジス先輩を通して伝達される。パソコンを閉じて、小走りで近寄った。
『どうかされましたか？』
SC「ちょっと長くなるかもしれないけど、いいかな」
『分かりました。』
班長室の隣にある応接室に通され、少し緊張する。一般職員は立ち入ることがほとんどないためだ。ふかふかの革張りのソファに腰かけ、書類を取りに戻ったチェ班長を待つ。少し分厚いファイルを抱えて目の前に座った。
SC「お待たせ、今日は沢山聞きたいことがあってさ。最近、アブノーマルとの接触が多くなってるよね。低いレベルに限らずAlephまでも」
『はい。それがなにか？』
SC「単刀直入に言うと、アブノーマル、いや
班長の言っていることは、班長自身も彼らと親密な関係にあることを表している。名を明かしている、という情報は私が初めて入手した。もちろん、報告書で今は他の職員にも知れ渡っていることだが、彼らと接触したのは、班長が本部に呼び出されて翼に一度も顔を出していない期間だった。そして、今日班長は、帰還し、今に至る。私が書いた報告書なんかを確認している暇は一切なかった。
ということは、以前に彼らと接触し、名前を得る機会があったということだ。背筋がゾワッとし、全身に鳥肌が立った。
『なぜ、彼らの名前を、？』
SC「あいつらは、翼の最重要機密事項なんだ。自我を持ち、人間も会話をし、まるで人間のような感性をもつ、特異体質。そして、エネルギー出力が高いアブノーマルでもある。元々本部の地下収容室にて収監されていたが、Aが来る前にこっちで引き取ってここのエネルギーの中心となっている。」
SC「だから、あいつらになんかあると、ここ全体が困るんだよ。分かるよな？」
何一つ聞いていない、知らないことばかりだ。ここにも勿論重要なアブノーマルはいるが、そいつらは地下にて収監されている。だが、カレらは？ほかのアブノーマルと同じように地上で収監されている。私は平職員、そんなアブノーマルとは関われない存在。にも関わらず、私はバンチャンの所へ派遣された。これが何を示すのかは今の私には分からなかった。
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なの(プロフ) - はりねずみさん» そう言っていただけると大変嬉しいです😭頑張って進めていきます、、、！ (1月6日 22時) (
レス) id: c8ce101485 (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - 苺みるくラテさん» ありがとうございます！なるはやでお届けします！ (1月6日 22時) (レス) id: c8ce101485 (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - ホッキさん» ありがとうございます😭方向性を正すためにいろいろ書き直している途中です、、少しずつですが確実に進めていきますので、気長にお待ちいただけると幸いです🙇♀️ (1月6日 22時) (レス) id: c8ce101485 (このIDを非表示/違反報告)
はりねずみ - 完成度がとても高くて面白いです！更新楽しみにしてます！ (12月26日 8時) (レス) @page50 id: 28eacc8e59 (このIDを非表示/違反報告)
苺みるくラテ(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (12月18日 1時) (レス) id: 00ab994726 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なっちぃ | 作成日時：2023年7月19日 19時
