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「職員番号IｶEて。"嘘と林檎のロリポップ"にてコミュニケーション活動を行ってください」
『了解です』
リノに会いに行くのはあれ以来なため、結構久々だ。リノにとって私のことはいい思い出では無いかもしれないが、まあこれも仕事だ。割り切って接しよう。記録媒体と必要なもの、好物にプリンとかいてあったら、冷蔵庫にあったぷっちんタイプをひとつ持っていくことにした。
『リノ、ラブです。今から作業に入ります』
LK「っ！」
『久しぶり、元気にしてたかしら。』
私の顔を見るなり、バッと後ろに飛び下がったリノ。反射神経は猫並み。最後に会った時よりも少し痩せている。髪の毛に栄養がなくなり乾燥しているのがわかる。
『今日はコミュニケーション活動だから、ゆっくりお話しましょう』
LK「、ヒョンジンに会ったんだってな」
『あったというか、押しかけられたというか、まあ顔を合わせたことに変わりないわ』
不機嫌で話すらしてくれないかと思ったが、案外話す気はあるらしい。大人しく対面に座り、ジロリと上から下までじっくり見られる。端末を操作し、録音を開始した。
『食事量が減っていると報告されているけれど、食材が口に合わないかしら』
LK「ただ腹が減ってないだけ。動き回らなくなった分、エネルギー消費量が減った」
脱走のことを言っているのだろう。確かに、フィリックスが言っていた通り、あれから一度も外に出ていない。施設を破壊しまわっていたとは思えないほど丸くなったのだ。原因を探るにはやはり会話をかわしそれとなく引き出すしかない。
『つい先日、アイエンにあったのだけれど、リノにとってアイエンはどんな子なの？』
LK「可愛い弟だよ。俺に似て性格がいい」
いい意味で、と嫌味が後ろにつきそうだ。アイエンはずる賢いまるで狐のようだが、リノは掴みどころがない猫のようだ。なにかヒントになるようなものはないかと、収監室の中を見渡すと以前は無かった一冊の本が目に入る。
『あれ、あの本好きなの？』
LK「ああ、チャニヒョンが勧めてくれたやつだ。Aも好きだろ？」
アイエンの言葉が過ぎった。彼らはここの中が読める、ということを。彼らとの会話の中の違和感は、私が説明をしなくとも、私が思い描いている状況や心境を読み取ってくれるということだ。血は繋がっていなくとも、同じ能力があるということはなにか生体に秘密があるのかもしれない。
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なの(プロフ) - はりねずみさん» そう言っていただけると大変嬉しいです😭頑張って進めていきます、、、！ (1月6日 22時) (
レス) id: c8ce101485 (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - 苺みるくラテさん» ありがとうございます！なるはやでお届けします！ (1月6日 22時) (レス) id: c8ce101485 (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - ホッキさん» ありがとうございます😭方向性を正すためにいろいろ書き直している途中です、、少しずつですが確実に進めていきますので、気長にお待ちいただけると幸いです🙇♀️ (1月6日 22時) (レス) id: c8ce101485 (このIDを非表示/違反報告)
はりねずみ - 完成度がとても高くて面白いです！更新楽しみにしてます！ (12月26日 8時) (レス) @page50 id: 28eacc8e59 (このIDを非表示/違反報告)
苺みるくラテ(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (12月18日 1時) (レス) id: 00ab994726 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なっちぃ | 作成日時：2023年7月19日 19時
