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酷い泣きっ面のはずなのに、ふくよかな唇、とろりと蜂蜜のように甘い瞳、左目の下の泣きぼくろが元々のルックスの良さを隠しきれていない。瞳からはぽろぽろと大粒の涙がしきりにこぼれおちている。
HJ「Aなら、覚えててくれてると思ってたよ！ヒョンジンのこと大好きだもんね！」
初めて知ったはずなのに耳馴染みが良くて虫唾が走る。初めて会ったはずなのに私の本名を知っていて正直反吐が出る。根本的にこいつはヤバいやつだ。直ぐに逃げた方が身の安全は確保されるはずだが、心の中ではもうとっくにこいつからは逃れられないことを悟っていた。
流れていた涙もいつの間にか止まっていたらしく、潤んだ瞳を武器にこちらをきゅるきゅると見つめてくる。突き放して機嫌を損ねさせて殺されようとも、もう知らない。こいつと話してられない。スニョンを怪我させたことも周りの職員に手を出したことも全部許せない。所々赤く染っている髪の毛が余計に腹立たしい。
『私、あなたのこと知らない。』
HJ「うっそだー！Aは僕のこと沢山知ってるはずだよ！例えばー、、」
徐に胸ポケットに突っ込んで取り出したのは、トランプ。裏側の模様しか見えない。
『それがなんなの？』
HJ「ふふーん、これ僕が好きなカードなんだけどなんでしょう！」
『そんなの、ハートの5じゃない、の？』
HJ「せーいかぁーい！！」
ぺらっと、音を立てて翻ったそれには、私が無意識に出していたものが書かれていた。意識的に口を閉じようと思ってもいつのまにか開いている。能力なの、？
HJ「じゃあ、もう1問！僕は何歳でしょうか」
ずっと浮ついた声だったのが一瞬にして冷えた。口角を上げ、目を弧にしていた表情から一変、温度を失った。光を通さない瞳がじっとこちらを見つめてくる。唾液が減少し、口腔が乾燥した。手を捕まれているため、逃げることもできない。
『知るわけないでしょ、』
HJ「いいや、知ってるよ。いってごらん？」
刹那、瞳孔が赤色に変化した。途端、ドクンと心臓が大きく跳ね、変な汗が汗腺中から溢れ出てくる。これは、緊張や恐怖からでは無い、コイツに流させられているんだ。こいつの目を見た瞬間から、私は言葉を失っていたらしい。
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なの(プロフ) - はりねずみさん» そう言っていただけると大変嬉しいです😭頑張って進めていきます、、、！ (1月6日 22時) (
レス) id: c8ce101485 (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - 苺みるくラテさん» ありがとうございます！なるはやでお届けします！ (1月6日 22時) (レス) id: c8ce101485 (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - ホッキさん» ありがとうございます😭方向性を正すためにいろいろ書き直している途中です、、少しずつですが確実に進めていきますので、気長にお待ちいただけると幸いです🙇♀️ (1月6日 22時) (レス) id: c8ce101485 (このIDを非表示/違反報告)
はりねずみ - 完成度がとても高くて面白いです！更新楽しみにしてます！ (12月26日 8時) (レス) @page50 id: 28eacc8e59 (このIDを非表示/違反報告)
苺みるくラテ(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (12月18日 1時) (レス) id: 00ab994726 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なっちぃ | 作成日時：2023年7月19日 19時
