1,first clean time ページ1
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「職員番号IｶEて、ZAYIN“集いし森の長”の清掃活動を始めてください」
『了解です』
アンドロイドにも肉声にも聞こえる音声の指示で、自分のロッカーから清掃用具を取り出す。ここの職員になって日が浅いから対応を任されるのは大体ZAYIN。今まで接してきたアブノーマルは本当に穏やかな個体が多くて安心している。今日アブノーマルの情報を確認し、待機所の扉を閉めた。
第三エリアのエレベーターの少し奥の部屋にそれはいた。厳重なセキュリティーが施されているドアをカードキーで開け、中へ入ると一匹の狼が横たわっていた。狼にしては温和な表情をしている。
『集いし森の長、こんにちは。今日担当するIｶEてです。ささっと終わらせますね』
話しかけたところで理解されているかは怪しいけど、何も言わないよりかは自分の心が納得する。箒を取り出して床をはいていると男性の声が聞こえた。アブノーマルのほうに視線を向けたが、そこには何もなかった。その瞬間わたしは背後に気配を感じた。
「名前、なんていうの？」
耳元でささやかれたそれは私を震え上がらせるには十分だった。恐る恐る後ろを見て、どんっと尻餅をつく。
「あ、、驚かせちゃったよね、ごめん。怖がらないで、なにもしないよ。約束する。」
後ろにいたのは狼の面影がある男性の姿をしたアブノーマルだった。アブノーマルが変化したものということはすぐに分かった。
先輩が言っていた、アブノーマルの中には人語を操るものも、人型のものもいるって。しかもそういう個体はほかの個体よりも、狡猾で残酷なものが多いと。
真面目に生きて、徳を積んでると胸を張って言えずとも、不徳を積んでいるとは思っていなかった。カチカチ、と歯が鳴る。一歩一歩近づいてくるそれに私は目を離すことができないまま後ずさった。
BC「ご、ごめん。近づくのはもっと警戒させちゃうよね。俺はバンチャン。集いし森の長っていうのはここの人たちが勝手につけた名前」
落ち着かせるためか、少し下がったところでしゃがみ込みそう話し始めた。アブノーマルに本当の名前、、？そもそもまだ私たちの言語を自由自在に操るあの口が信じられない。
見た目はまるで人のようで、ここが檻の中ではなかったなら普通に話せていただろうか。
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なの(プロフ) - はりねずみさん» そう言っていただけると大変嬉しいです😭頑張って進めていきます、、、！ (1月6日 22時) (
レス) id: c8ce101485 (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - 苺みるくラテさん» ありがとうございます！なるはやでお届けします！ (1月6日 22時) (レス) id: c8ce101485 (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - ホッキさん» ありがとうございます😭方向性を正すためにいろいろ書き直している途中です、、少しずつですが確実に進めていきますので、気長にお待ちいただけると幸いです🙇♀️ (1月6日 22時) (レス) id: c8ce101485 (このIDを非表示/違反報告)
はりねずみ - 完成度がとても高くて面白いです！更新楽しみにしてます！ (12月26日 8時) (レス) @page50 id: 28eacc8e59 (このIDを非表示/違反報告)
苺みるくラテ(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (12月18日 1時) (レス) id: 00ab994726 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なっちぃ | 作成日時：2023年7月19日 19時
