壊れた百合は今日も笑う ２

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食べ終わった後、本当はお礼を言ってから立ち去るべきだったのだろうけど。




何だか凄く集中するしている様だったから邪魔するのも良くないと思い、お礼のメモと持っていた喉飴を机の上に置いてそっと部屋を出た。









「あっ！A様！！すみませんん！お待たせ致しましたぁ！！お帰りになられてなくて良かったですぅぅう！」




約束通り戻ると、うわーん、と言いながら変態が腕にへばりついてくる。






「………アナタ……もう少し慎みという言葉を知ってもらえないかしら」



「有り難うございます！！」



「いや、その返答間違えてるわ」









「あ！！早速ですがA様！書類の方、コピー出来ましたので！！こちらへどうぞ！」





そう言って示されたのは




「は？なに、そこって会議室じゃない」





「そうです〜〜、A様を長い間お立ちさせる訳にはいかんと思い、会議室を取らせてもらいました〜〜！！」




「いや、長い間、って………」









…本格的に、嫌な予感だわ。

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