脳筋ヨジャは俺らのヨンヒ 2 (ページ5)

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55話-side.SC- ページ5

撮影現場は、いつも騒がしいメンバーからは想像出来ないほど静まりかえっていた。

「……………………。」

集中している、と言ったら聞こえはいいけれど

集中よりも緊張感の方が勝っている気がした。

「「ありがとうございましたー！！」」

撮影が終わった後、俺はすぐにカメラさんを探した。

正直、OKを貰ったものの出来上がった写真はどのようだったのか。

新人だから、と妥協された故のOKだった気がして、俺は内心焦っていた。

「今日撮影した写真、俺にも見せてもらえませんか？」

「ああ、いいですよ～」

少し離れた所から、聞こえた声。

「すみません！俺も見せてもらってもいいですか？」

「わ、クプスヒョン！びっくりした。」

驚いたように言うA。
咄嗟に呼ばれた芸名が、俺に再度このSEVENTEENのリーダーである事を認識させる。

「じゃあ、モニターの前で立っててください。今画像をうつしますね～～」

「ありがとうございます！」

2人で頭を下げた後、モニターに流れ始めた画像をチェックする。

「……………………。」