脳筋ヨジャは俺らのヨンヒ 2 (ページ23)

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72話ページ23

「とりあえず、俺はこれなんかいいと思う」

そう言ってウジが選んだのはアフタースクール先輩の『あなたのせいで』

「リズミカルに編曲してあるから、バラードだけど盛り上がる。ボカチの良いところが見せられてかつお客さんも楽しくできると思う」

「なるほど……」

皆真剣に話しているが、動かしている手はひたすらにメイク落としでゴシゴシ顔を拭いている。

シュール。

「ねえねえウジヒョン！今ちょっと音合わせしてみましょうよ！」

キラキラした目で尋ねるスングァナ。

「あっそれいい！俺もやりたい～～！皆知ってるし歌えるよね！？譜面もあるし！ねえねえ、ヒョン達いいですよね！？」

「本当に元気ね」

俺がそう呟くと、

「ええっ！？Aヒョンだって歌いたいでしょ！？」

「オフコース」

「ははっ、お前もやりたいんじゃん。
俺はいいけど、ヒョン達は？」

「断るわけないでしょ？」

「むしろ歌いたい」

そういってジョシュアヒョンもハニヒョンも頷く。

流石歌好きが集まったチーム。
意思疎通はバッチリだね。