71話-side.JS- ページ22
「おやウジ。今度はどこに行ってたの？」
「いや、玄関にカバン置きっぱだったから取ってきた。はいコレ」
Aにそう返すと、ウジはデジャブのように差し出す。
「…おいおい、マジかよ」
またもや現れた大量の譜面にげんなりした顔をするジョンハナ。
うーん、流石にウジ、働きすぎじゃないかな
「いや、ヒョン達もそんな引いたような顔しないで下さい。コレは一から作曲したやつじゃありません、編曲です。編曲」
「編曲？あれ、チーム別のミッションは編曲したやつなんですか？俺らの曲じゃなくて？」
「ああ。デビュー前なのにそんなにホイホイ自分達の曲公開できないしな。それに今他のチームの曲まで作ることになったら流石に死ぬ」
「でもねぇ、ウジ。ホントに大丈夫？寝てる？」
俺が聞くと、
「……2時間は寝てます」
「うん今日は早く寝ようね」
「……はい」
「皆もね。体調管理も大切ってこの間クプスが言ってたでしょ？話しててもメイクは取れるよね？ミーティングの間に今日の撮影の化粧落としちゃおう」
「おお……流石のボカチリーダーもジョシュアヒョンにはかなわない……か」
「聞こえてるぞA。」
「おおっと」
「……あと一応、今後のボーカルチームの役割を決めておいたんで、
リードボーカルが俺
サブボーカルがジョンハニヒョンとジョシュアヒョンで、
メインボーカルが騒音3人組」
「えっ！僕らメインボーカル！？」
「うっそウジヒョンホントに！？」
「ねえこの2人と括られるのやだ！」
「Aヒョン！？そこはそんなリアクション取るところじゃないですよ！！？もっと喜んで！！？」
「てかメインボーカルが騒音とか言われてていいのか……？」
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作者名：なすたろ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/chamiko2182/
作成日時：2017年9月11日 13時
