64話 ページ15
「ただいま………ウプ…」
「ただいま…………オエ」
「A。お前今ちょっと吐いた？」
「ハハ、悪い冗談はよしてくれ。俺一応ヒロインってことになってるから。ゲロインじゃないから。まだ」
今にも吐きそうになる体をなんとか動かして宿舎まで帰ってきました。
吐いてません。断じて。
「あ、ヒョン達やっと帰ってきた」
「！！！ハンソラ！！珍しいねお出迎えなんて！！ヒョン感激！」
「ちょっと、近い。違うから、ヒョンやめて」
ハグをするとハンソラに全力で拒否される。
普段は優しい子なのにね
がっつくと拒否られる。
うん！それすらもうヒョン気持ちいいヒョン！
「ハンソラ〜〜、俺の靴下あった〜〜？あ、ヒョン達おかえりなさい」
そう言って奥からスングァナがやって来た。
「いや、こっちなかった。」
「えー、」
「なに、また靴下なくしたの？オエ」
「うん、…………ってなに今のAヒョン。いまオエって言った？」
「い、言ってない！！」
あー、やばい。
結構やばい。
なんとか帰ってきたけど正直ちょっと気持ち悪いです(自業自得)
「…………ったく、最後の一気食いが効いてんだろ。」
「うん、……いや！……ちょっとだけだけどね！？」
「まったくお前は後先考えずに行動するからそうやって…」
あ、やべえ。
説教モードか…
チクショー誰だよさっきクプスヒョンに怒ってって言ったのは！(自業自得)
「ほら、」
「え、お、おわっ！！？」
そう言ってクプスヒョンに軽々姫抱っこされる。
『人は私をゴリラと言うけれど。
この人も、
負けずにゴリラ。
俺負けない。
育てよう、筋肉。』byA
「歩くのも気持ち悪いんだろ？顔色悪いぞ」
「くそ…………ゴリラキャラは譲らん」
「わけわかんねーこと言ってないで、ほら、お前らもミーティングするぞー」
・
「ねえ、ハンソラ？」
「なんだよ」
「なんでウジヒョンといいクプスヒョンといい、付き合い長い組は平気でAヒョンと恋人みたいな雰囲気だすの？」
「さあ？でも恋人みたいな事してる自覚ないみたいだけど」
「手ぇ繋ぐとか姫抱っことかなんなの！？」
「さあ？」
「俺負けないスングァナファイティーン！！」
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作者名：なすたろ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/chamiko2182/
作成日時：2017年9月11日 13時
