52話-side.WN- ページ2
「エスクプスにジョシュアにジュン、…ウジとホシ…あとドギョムにディエイトにバーノン、ディノ…?…これで全員か?」
翌朝。
俺たちは自己紹介VRを取るため、車で移動していた。
後ろで眠っているバーノンとチャニに比べて、隣に座ってるAはうんうんと唸って頭を抱えている。
「芸名にする人いるだろうなーとは思ってたけどまさかここまで多いとは…ウォヌはもう覚えた?」
「うーん、微妙。スンチョルヒョンのがいいにくい」
「あー、エスクプス?」
「うん、噛む。」
「だよねー…やっぱ普段から練習しとかないとね!番組とか出てて本名で呼びまくってたら芸名の意味ないし!」
「まあそうかもね。」
「ちょっと」
他愛のない話をしていると、助手席に座らされていたミンギュがいつもより低い声で遮ってきた。
「イチャイチャしないでくれます?ウォヌヒョン、Aヒョンに近づかないで」
「いや、イチャイチャしてないわ」
「何、ミンギュどうしたの、機嫌悪いね」
そうミンギュに尋ねると、無言でスマホを差し出された。
画面に映っていたコメントは、どうやら昨日の生放送のものらしい。
内容を見てみると、ミンギュが不貞腐れている事への合点がいった。
「ウォヌヒョンが昨日あんな事したせいで、ファンの方達があらぬ誤解をしちゃったんだけど!!Aヒョンも!酷くない!?1番仲いいの俺でしょ!?」
「知らん」
「ああ…Aヒョンの1番可愛い弟の座は俺の物って決まってたのに…!」
「いや、ウォヌは同ラインだよ?」
「関係ないよ!!ウォヌヒョンってなんか弟っぽいし!!」
「え〜…」
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作者名:なすたろ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/chamiko2182/
作成日時:2017年9月11日 13時