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叫び９ ページ10
パシッ！！！！
腕を締め付ける布の感触
ぷらぷらと揺れる足に、落ちて行かない身体
大粒の涙が、頬を伝う
私の目に光は無かった
風が吹き、ワンピースがふわりと膨らむ
『虐めないでよ』
相「諦めろ。諦めないのなら、俺が
お前を保護する」
しゅるるっ
軽々と持ち上げられた身体は、
地面にゆっくりと降ろされる
『お願い、私を死なせて…
邪魔をしないでください』
相「決定だな」
『もう、傷付きたくない……』
、
、
、
根「この子を保護したい？」
相「はい」
根「……詳しく教えてくれないかい？」
、
根「成る程ね……いいよ、許可を出そう」
相「ありがとうございます」
根「もう直ぐ新入生達も入ってくる……
忙しい時期だけれど、その子をよろしく
頼むよ」
相「はい」
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作者名：なぽりたん | 作成日時：2018年9月17日 0時
