灰谷兄弟の脳

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「おい、無視してんじゃねぇよ」

「そうだぞ」

『おい、お前ら、確かにこいつは兄ちゃん大好きかもしれないけど兄ちゃんよりもこいつの方が常識人だぞ多分』

竜「多分かよ」

『それに、灰谷蘭の弟じゃなくて灰谷竜胆だぞこいつは。名前も覚えられねぇのか馬鹿ども』


私は鼻で笑いバカ2人を嘲笑うと案の定その2人は声を上げて怒ってきた。
竜胆は、なにかに驚いたのか目を大きく開いてそのまま私たちの話を聞いていた。


「んだとこのクソアマ」

「調子乗んじゃねぇぞ」

『バカにバカって言って何が悪いの？私頭いいから分かんなーい』


そう言うと、竜胆は驚いていた顔を、すぐさま悪巧みのような顔になった。


竜「いやー、てかさ、どする？デートの邪魔されたんだけど？指の1本でも貰っとく？」

「え、あ、いや」

「おいおいまじかよ、、」

『いや、指はさすがに可哀想だからささくれにしてやろうぜ』

竜「、、、、ささくれよこせや」


そう言うと、男ふたりはげらげらと笑いながら竜胆の方を見た。
その隙に私はポケットにあったあるものを準備した。


「おいおいまじかよ、六本木のカリスマも女の言うことなら聞くんだなw」

「大したことねぇ､､ｶﾞﾊｯ」


私は後ろに回り込むとポケットにあった警棒で一人の男の頭を殴った。
もう一人の男が驚いて後ろを見ようとしたすきにまた殴った。

そのまま、男二人はドカッと床に転がり込んだ。

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