灰谷兄弟の脳

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塾帰り、本屋に用があった私は本屋に向かうと派手目な髪色のやつを見かけた。

いやー見た事ある髪色だなぁ〜。
どっかのお菓子のキャラみたいな色だなぁ〜。

、、、、早く見つかる前に帰ろう。
そう思い本を取り、レジに向かおうとすると誰かに肩を組まれた。


竜「おい、」

『うわ〜、出たぁ』

竜「こんなとこで何してんだ？お前」

そう言うと竜胆は私が持っていた本を奪った。

『あ、おい、返せっ！』


私は竜胆が奪った本を取り返そうとするが、竜胆が腕を上げて見ているため届かない。


竜「フランス語か？これ？」

『そうだよ』

竜「うわ〜、真面目はやることが違うわ〜。あ、真面目じゃなかったな」

『お前らよりは真面目だよ』

竜「いやいや人の個人情報使って脅すやつは真面目じゃねーよ」

『頭の使い方が違うんだよ』

竜「良い感じに言うなよ」


竜胆は、ほらよと私の本を返してきた。
まあ確かにこいつらには他国語なんて縁がないかもだけどね。

いや、てか、


『てか、この前、蘭の荷物持ち逃げただろ』

竜「あ、やっぱり兄ちゃんAの方に行ったんだ。、うけるわ」

『ウケんわ。ガン飛ばしてやる』

竜「ガン飛ばすのって言ってからやったら意味ないだろ」

『うるさい』


ガン飛ばしていると、竜胆は私の手グビを見てなにか気づいた。


竜「それ、兄ちゃんが買ったの？」


それ、とはどれか。
竜胆が指さす方を見ると金と黒のブレスレットと時計だった。

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