灰谷兄弟の脳

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主side



、、、、、うん、どうしてこうなった？
そう思いながら私は、両手で紙袋を抱えながら六本木を歩いている。

蘭は「んー、どうしよーかなー」と人差し指を唇に起きながら考えて歩いている。
そんな可愛らしい仕草されても困るんだが。
いや、まあ、年上のお姉さんとかなら「かわいい〜♡」とかなるかもしれんけど生憎私なんで。


蘭「次あそこ」

『えっ、まだ買うの？？』

蘭「何？」

『いえ、ベツニ』


無理やり連れ出されて何かと思えば、蘭は至る所のブランド店に入り買い物をしている。

そんな私は、蘭が買った荷物を持っている。
世でいう荷物持ちだね。

いや、てか、


『なんで私なんだよっ！竜胆でいいじゃん！』

蘭「え、だって、なんか、竜胆家にいなかったんだよね〜、連絡もつかねぇし」


あいつ逃げたな絶対に逃げたそうに違いない。
今度見つけたら、ガン飛ばすしかねぇな。

というかなんでこんなにもお金があるんだろうか。
バイトをしている訳でもないし、、。
まあ聞かないけど、、聞いたら嫌な予感しかしない。


『ていうかさ、普通立場逆だよね？普通、男が女の荷物持つのが普通じゃない？』

蘭「え、蘭ちゃんの荷物持ちに選ばれるなんて中々ないから喜びなよ♡」

『確かにいないけどね、女に荷物持たせる男。』

蘭「そんな嬉しいからって照れるんなよ〜」

『会話する気ある？？』


え、さっきから全然会話成り立ってないの気の所為？

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