灰谷兄弟の脳

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蘭side



夜、ソファでくつろいでいるとインス○のdmが来た。
内容は、Aの友達からでお目当て通り動画が送られてきた。

送られてきた動画を保存すると、俺はその動画を見た。

、、、、へぇ、意外にも運動できるんだ。
体力はなさそうだけどね。

Aが、スリーポイントを決めたあとは同じクラスのやつらなのかの歓声が聞こえる。

こいつらは知ってるのだろうか、Aが他人の個人情報を利用して悪巧みをしていることを。

そんなことを考えていながら、動画を見ていると弟の竜胆は俺の顔を見て驚いたのか駆け寄ってきた。


竜「どした？そんな冷たい目をしながら動画なんか見て」


竜胆は何の動画を見ていたのか気になったのか、動画を覗き始めた。


竜「これって、Aの様子じゃん」

蘭「まあね〜」


俺の様子を見たあとは、少し笑いながら話し出した。


竜「兄ちゃん、ほんとにAには興味あるんだね、他の奴らはやる事やったらガン無視なのに」

蘭「Aだけじゃん？」

竜「何が？？」

蘭「俺らに媚び売らないの♡」


ぶっちゃけ、男も女も、有名な俺らに対して媚びを売るヤツらの方がいい。
俺らと知り合い、友人だと名乗れば実際楽に進むこともあるから。

最初、Aに話しかけたのもただの暇つぶしだった。
でも思ったよりも楽しくて、また声掛けてくれるかなと思ってそのままにしていたら期待が外れて話しかけてくれなかった。

いつもの奴らなら、また声をかけてくるのに。

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