向日葵が似合うあなたに『爆豪勝己』 (ページ22)

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「え、だと思ったー！どちら様？？」

『あーえっと友達です』

「へー！友達かぁだよね〜、こういうの好きなの？？」

"こういうの"
私の大好きな漫画やアニメの話だろう。
この言葉を強く言われなんだがバカにされたような予感がした。
でもこの予感は的中してしまう。

『え、あ、まあ』

「えーそうなんだ！！でも爆豪こういうの興味無いし振り回すのはどうかと思うよ？」

「確かに！爆豪ヒーロー科で忙しいだろうしねー！」

威圧感がやばい。
遠回しに「爆豪がお前の相手なんてする暇ないんだわ」と言われてる気がする。

『あ、は、はは』

私は気まづくて前髪を触り、爆豪から顔を見えないようにした。

確かにそうだ。
爆豪はヒーロー科でしかもあの雄英。
訓練だってきつい上、休みなんて中々取れないのかもしれないのに。

しかも爆豪は私みたいにこういうの好きではないのに、いつも私に着いてきてくれていた。

本当は早く帰って休みたいのかもしれないのに。

なんで今まで気づかなかったのだろうか。
気づいたにしてもそれがこの子たちに言われてから気づくなんて。

自分の不甲斐なさに呆れてしまった。

爆豪「おい、てめぇら、ベラベラ喋ってんじゃ『そうですよね、すみません』、、、は？」

私は爆豪が言うのを遮って話し続けた。