向日葵が似合うあなたに『爆豪勝己』 (ページ21)

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『、、、何笑ってんねん』

爆豪「いや、笑ってねぇ」

『嘘つくなよ。バレバレだし』

爆豪「大したことじゃねぇんだわ」

『あっそうかいな』

爆豪がなにか話そうとした時、なにか甲高い声が聞こえた。

「え！？爆豪じゃん！！」

「やっぱりー！外から見えたって言ったじゃん！」

声の方を向くと2人の女子がパタパタと可愛らしく爆豪に近づいた。
どちらもパッチリとメイクをしていて微かにいい匂いがする。
香水だろうか？？

まさに現役女子高生と言って過言ではなかった。

一方で爆豪は、めちゃくちゃ嫌そうな顔をしていた。
すごい嫌そうだな、そんな顔すんなよ。

爆豪「んだてめぇら近寄んなくせぇんだよ」

「ひっどーいー！この香水新作なのに！」

「爆豪にもふってあげようか？？」

爆豪「いるか！！！んなくせぇもん！！」

「えーー残念、おそろっちになると思ったのにー」

1人の女子が残念そうに肩を落とすと隣にいた私に気づいた。
目が合うと急にスンとなり、目を睨みつかせた。
爆豪はもう一人の女子と話しているから気づいていないらしい。
おっと、これは嫌な予感しかしない。

「え、てか、なんでこんな所にいるの？？爆豪興味なくない？」

爆豪「あ？こいつの付き添い」

爆豪は隣の私を指さすとやっぱりと言った顔で、女子たちは笑った。