向日葵が似合うあなたに『爆豪勝己』 (ページ16)

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主side

快晴な土曜日。
いつもは付けないイヤリングをして駅前まで歩く。

昨日、友達に爆豪と出かけることを言えば何故かにやにやされたままショッピングに行った。

その時に見つけた白いお花のイヤリング。
アクセサリーは見るのはすき。でも付けるのは別。
いつもは付けないし、付けても目立たないやつ。

少し派手だったし、いつもはこんなの付けないから買うのやめようとしたけど友達に勧められて買ってしまった。

少しは頑張っただろうか。

そんなことを考えていると後ろから頭を叩かれた。

『なんちゅーお出迎え』

爆豪「ボーとしてるからだろ、前電柱だぞ」

『あらまぁ』

爆豪「気ぃつけろや」

爆豪は私の顔を見たあとに少し目を開きながら私に話しかけた。

爆豪「珍しいな」

『何が』

爆豪「イヤリング、そんなのつけてねぇだろいつも」

『あー、うん、まあ、、、私も高校生』

爆豪「何言ってんだ」

実際指摘されるとやはり恥ずかしい。
背伸びをしすぎたかもしれない。
爆豪の方に顔を向けないでいると、予想外な言葉が耳に入ってきた。

爆豪「いいんじゃね、、、似合ってる」

『、、、へ』

爆豪「んだよ」

『え、あ、いや、別に』

爆豪は、そっぽ向きながら私に言ったためどんな表情かは分からない。

分からないけども、すごい恥ずかしい。
バカにされるとか、茶化されるとか、それよりも恥ずかしい。

少しどころか結構頑張ったんじゃないか私。