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呪霊の方を見ると、多数もの呪霊から攻撃をくらっていて身動きが取れなくなっている。
しんどい、呼吸ができない、意識が朦朧としてる。
でも今やるしかない。
身動きが取れなくなっている今。
私は精一杯息を吸って目をつぶり、剣を握り締めた。
『疾風迅雷』
私がそう言うと今までの体力を全て使い、呪霊の背後に移動して呪霊の首を切り、今度は刀を体に突き刺した。
その後に遅れて、刀が刺さっている体にドォンと雷が落ちた。
呪霊は、雷に打たれたため焦げ焼けになりそのままバタンと倒れた。
それと同時に私も膝から崩れ落ち、横に倒れた。
、、、終わった。
やっと倒せた。
一体どれくらいの階級だったのだろう。
、、、まあもう死ぬから関係ないか。
静かだなぁ。
ヒューヒューと私が息をする音と、恐らく雨が降っているのだろうか。
雨の音しか聞こえない。
呆気なく死ぬのか私は。
しかも、呪術師である私が呪霊に助けられて、、。
どれくらいの呪霊を身代わりにしたのだろうか。
やばい、、、もうなんか、生きた感じがしない。
血液が回ってる感じもしないし、、冷たい。
もう眠たくなってきた。
天井を見ながら、そんなことを考えて必死に酸素を回しているとドタドタと足音が聞こえてきた。
真希「A!?!?」
釘崎「そんな、、!?しっかりしなさいよ!?!」
虎杖「狗巻先輩も意識が、、!!」
伏黒「早く手当をしないと!?!」
釘崎「分かってるわよそんなこと!!!!」
ああ、、、会いたくなかったなぁ。
後悔してしまうじゃん、、、。
【補足】
[疾風迅雷]
四字熟語の由来の通り、激しい風と雷が特徴。
激しい風は瞬間移動とみなしている。
自分の半径3kmまでなら自由に瞬間移動出来る。
その後に、刀を刺せば遅れて雷が落ちる。
雷が落ちるのは、溜め込んだ呪力のおかげ。
ただ、弱点として瞬間移動、呪力を溜め込むといったこともあり、体力消費が凄い。
刀を刺さないと雷が落ちないということから、最後の砦となる技である。
(ちなみにどこかに刺さずに刀を持っていると自分に雷が落ちてくる)
名前の由来は、元々主は本が好きで特に古典や漢文が好きだったことからこれにした。
(要は適当)
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呪術式、センスも欠片もなくてすみません。
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作者名:nano | 作成日時:2021年1月19日 23時