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五条「よーし、食べるよォ」


五条先生はそう言うと、机の上にたくさんのスイーツとお菓子を置いて食べようとしていた。
プリンの蓋を開けもぐもぐと食べながら私に話しかけてきた。


五条「で、どうなの?」

『何がですか?』

五条「楽しみ?これから」

『さぁ?』

五条「ええ、、!まあ、仲良くしてね生徒たちとなんせ3人しか1年生はいないからさ」

『え、、、少な』

五条「それほどこの世界は狭いってこと。それと同時に人手不足!!」

『へぇ』

五条「興味無さそうだね」

『まあ今のところは』


いや興味も何もマジで何も分からないからさ本当に。
今まで呪霊のこともお化けだと思ってたし。
しかも、親の職業?である呪詛師というのもよく分からなかったけどね。


五条「あ、A。」

私は窓から景色を見ていると突然名前が呼ばれたため、五条先生の方を向いた。

『なんですムグッ』


何かを口に入れられ「なんだこれは!?毒か!?」と思っているうちに徐々に濃厚なチョコの味がした。


『モグモグ、、、ガトーショコラ??』

五条「正解!!じゃあこれは!?」

『えムグッ、、、、杏仁豆腐??』

五条「正解!!どう?美味しいでしょ??」

『え、まあ、美味しいですけども、、、』

五条「そうかそうか、先生も生徒が増えて嬉しいよ。」

『は、はぁ』


そう言うと五条先生は私の方を向いて、目隠しを少しあげながら私に言ってきた。


五条「まあ何やともあれ君は僕の生徒だから、何かあったら言ってね。僕が守ってあげる。」

『、、、、1人で何とかできます。』

五条「え、!?」


五条先生のいつも隠している目を見ると私は何故かそっぽ向いてしまった。
それと同時に、なんとも言えない表情になってしまった。

実の両親にさえ甘えたこと、頼ったことなんてなかったのに先生になんて頼るわけが無い。

一人で進む。

そう決めたから。

五条先生は私の気難しい顔を見て何かを考えていた。

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作者名:nano | 作成日時:2021年1月19日 23時

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