盗み聞きしてすまん。 【影山飛雄】

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走っている時、影山くんのサラサラの黒髪がなびいていて風が羨ましいとか思ったりしてしまった。

かなりの重症である。

次に私たちの、玉入れ。

無事に勝った。沙織が玉につまづいて転んだ時は大爆笑だった。

前半の締めである部活対抗リレー。
影山くんはバレー部代表として走る。確かアンカーだった気がする。
前の方に行けば見れるかなと思った時、影山くんが私に話しかけた。

影山｢よお｣

影山くんは少し顔が紅い気がした。

『やほ！次、リレーだよね！頑張って！応援してる』

影山｢うっす！、、絶対1位取るから見ていて欲しい｣

『！うん、。見てるから1位取ってね』

そういった後影山くんは、私から目を逸らし走って集合場所に向かった。

見るに決まってんじゃん、、。
好きなんだし、、。
頑張れ、、。

そう思ってると、ピストルがなった。

1走者と2走者のリレーではバレー部は3位。
そこから、３走者と４走者がのサッカー部を抜いて2位になった。
影山くんがアンカーの頃には、1位の野球部と互角だった。

影山くんが日向からバトンを受け取り、全速力で走る。

あと少しなのに届かなくて、それがもどかしくて、私は無意識に

『影山くん、頑張れ！』

と大声で言った。
そういった後、影山くんはすごい笑いながら、もどかしい距離を詰めていく。

パーン。

あと少しのところで、影山くんは野球部を越して1位になっていた。

すごい、、1位だ、、。
ほんとに取りやがった、、。


そう思っていると、影山くんが私のところに走ってきた。



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新作です！

2回の失恋と1回の告白 【影山飛雄】【岩泉一】
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よければぜひ見てくださると幸いです。

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