盗み聞きしてすまん。 【影山飛雄】

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その日の夜、部屋で音ゲーをしていたら、影山君から「電話できるか」という連絡を受けて、暇な私はすぐさま電話をした。

『もしもし？影山君？どうしたの？』

影山「あ、もしもし。いや、その、明日の放課後って暇か？」

私はいつでも暇ですよ。と思いながら返答した。

『暇だよ〜、なんかあった？』

影山「明日体育祭の準備かなんかで部活が休みになってさ、その良かったら放課後‟二人”で遊びたいなと思って。」

『え！？』

影山「全然、嫌なら別にいいんだけどさ、、！ど、どうっすか？」

え、まじか。まさか誘われると思ってなかった。
しかもめっちゃ「二人で」ってとこ強調したな。
正直、言ってめっちゃ嬉しい。逆に断る理由がなかった。

『全然いいよ！！遊ぼ遊ぼ！！』

影山「ホントかっ！！あざっす！じゃあ、明日の朝また！」

『うん、おやすみ！』

やばいやばい。どうしよ！！
影山君と遊べるんだ。影山君って放課後遊んだことあるのかな？
部活ばかりで、遊んでいる気配ないし。
てかこれ世で言う放課後デートってやつではないか？？

影山君少しぎこちなかったし、緊張しながらも誘ってくれたのかな？
そう考えたら、ニヤついてしまい、嬉しくなった。

早く明日の放課後にならないかなと思いながら、ベットに入り、そのまま眠りについた。








影山side

俺は、今、スマホを持ちながら、部屋の中をぐるぐるさまよっている。

明日は急に部活がなくなった。

日向からアドバイス？的なことを得て、北川を遊びに誘えと言われた。

正直言うと誘っていきたい。俺は、放課後はバレー尽くしで遊んだことがない。

でも、okしてくれるかどうか分からないし、うざいとか思われるかもしれないと思い迷っていた。

もう当たってなんちゃらだと思って、ぎこちなく誘ったら、逆に喜んでくれて、明日遊べることになった。
その後、嬉しすぎて、一人で舞い上がった。今なら、サービスエース１０本は打てる。

日向にPINEで、そのことを伝えたら「まじでしたのかよｗ」とよく分からない「ｗ」もつけて送られてきた。

嬉しくて、早く明日の放課後にならないかなと思い、そのまま眠りについた。

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